寺岡、仙道ヨガを語る 6

だらしない姿勢で“行”をすると思わなかったでしょう?

寺岡:
アキレス腱が縮むと腰が曲がります。
腰の曲がったお爺ちゃんお婆ちゃんは、
アキレス腱が縮んでいますよね。
アキレス腱以外にも縮んでいるところはありますね、きっと。

アキレス腱が縮む、ふくらはぎが硬くなる、ひざの裏が滞る・・・
すると気血が通らないですよね。

リュート:
なるほど。
一番の元なんだ。

寺岡:
そうなんです。

リュート:
じゃあ、老化は足からくるんですね。

寺岡:
肉体的にはね。

リュート:
そういった知識というのは、
やっぱり仙道から来ているんですか?

寺岡:
今のことに関しては、仙道から学びましたね。
色んな人が来てくださるんですけど、
「私、ヨガなんてできません」と言う人にも、
足首回すぐらいはできるのです。

そう思って、まずは足首から始めています。
それを、世間話しながらやっていると、ほぐれ始めます。

そうすると、固まっている心も少しほぐれ始めます。
休憩のポーズをするとね、背中がバリバリだった人がほぐれてくる。

「どうですか?」って聞く時に、
正座しながらやると緊張しますよね、皆さん。
本音を言いにくいですよね。

うちみたいに、だらだらと、(見た目)だらしない姿勢で
“行”をすると思わなかったでしょう?

一同:
(爆笑)

寺岡:
でもその姿勢で話をするんです(笑)
意表を突くというか、間を抜くというか。

本音でやっているから、損得計算、表裏が無い、
だから出来ることだとおもいます。
中身より雰囲気の教室だったら、
参加者が「お金返せ!」か、
帰ってしまうかもしれませんね。

最初は、ゆるゆるです。

中級や上級クラスはバシッとやっていいと思うんですけど、
最初はこれくらい、ゆるゆるで、いいと思います。

ヨガの「宇宙神」を祈るとか「心の神」を祈るとかをやると、
イメージが先行しちゃって左脳が働いちゃうんだよね。

形だけ覚えて、その気になってしまう。
先生が語ったことを記憶して、
自分で感じることをしなくなる。
これ、偽物。

「洗脳」されることを、人は怖がるけど、
「洗脳されるパターン」を好む人は多いです。

先ずは形から、なのですが、形ばかりではいけません。

今まで生活してきた、そして自分で作ってきた
“自分の意識”“習慣”“自分の都合”が優先してしまう。

それは左脳のヨガなんだよ。
21世紀の、日本の、あなたが生きてきた環境の
あなたが作った「我」のヨガなのです。
“自分の都合”は心地良いです。

本当でない生き方や、“自分の都合”の生き方は、
“深い部分”は知っています。

気づいている自分がいるから、
(深夜の冷蔵庫の振動音の様に)
静かにしている時や、ぼーっとしている時に
「何となく不安」や、「イライラ」という感覚で
知らせが来ます。

だらだらに見えるけど、緊張して生きてきた人が
本音で語れる様になる為には、
必要なプロセスだと考えています。

お香を焚いたり、マントラを唱えたり、
正しいヨガは沢山あるけど、雰囲気だけの
ヨガが多い。ビジネスのヨガが多い。

インストラクターの顔を見るとわかりますよね。
本音で語っていない。

だから、それをぶっ壊したくて・・・。

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