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Salzburger Festspiele 2005、ザルツブルク音楽祭2005
椿姫

【ウィーン3日=小笠原正佳】 恒例のザルツブルク音楽祭が7月24日から8月31日まで開催され、オペラ、演劇、コンサートなど139公演が行われた。今回のザルツブルクは、同音楽祭で国際的スターに伸上ったアンナ・ネトレブコ旋風が吹き荒れた。

主催者は、テレビ、新聞、雑誌などにネトレブコがヴィオレッタを演ずる椿姫を目玉として、徹底的なプロパガンダを展開。その甲斐あってか客席数2179の祝祭劇場大ホールでの7公演は客席数の10倍のチケット申し込みを記録した。ヴィリー・デッカー演出、ヴォルフガング・グスマンの舞台・衣装は非常にシンプルな舞台となったが、かえってネトブレコ、ローランド・ヴァラソンのアルフレッド、トーマス・ハンプソンのジョルジオなど役者のを力量を発揮させる場となった。

フランツ・シュレーカーのディ・ゲツァイヒネテンはニコラウス・レーンホフの演出にもかかわらず、指揮ケント・ナガノらしく凡庸に終わった。

今年のザルツブルクは来年2006年のモーツァルト生誕250年祭を前に予告編といえるプログラムを用意した。ザルツブルク音楽祭は2006年にモーツァルトの22歌劇作品を上演する。

Mitridate、魔笛、コジ・ファン・トットが上演された。グラハム・ヴィック演出の魔笛はザルツブルク音楽祭史上最悪と言われるほど不評。初日はヴィックに対するブーイング、指揮者のムーティーに対する惜しみない拍手が重なりザルツブルク音楽祭の今年の”スキャンダル”になった。ヴィック自身は手直しを拒否しており、来年のモーツァルト・イヤーも「児童劇」といわれるヴィック演出で上演されるようだ。

魔笛の不評に対し、ギュンター・クレーマー演出のMitridateは好評。舞台の上に鏡を設置し、舞台の後方を鏡で見せるトリックは観客のファンタジーを高めた。2006年のモーツァルト・イヤーがどのような展開になるか、予告編での評判の影響など楽しみだ。

モーツァルトの生まれた家

ザルツブルク祝祭劇場、2006年完成を目指して工事中の「モーツァルトの家」

最もにぎやかなゲトライデガッセ。モーツァルト生誕の家もここに。 椿姫
椿姫
Die Gezeichneten
Die Gezeichneten
Mitridate
Mitridate
Mitridate
魔笛
魔笛


(2005年9月3日)

 

 

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