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オーストリア国立図書館(Oesterreichische Nationalbibliothek)、「モーツァルト・レクイエム(Mozarts Requiem)展」 を開催。新音楽資料館も12月1日に開館。

 

レクイエム自筆譜。1958年ブリュッセル万博の際、何者かによって右端を破り取られてしまった。

【ウィーン1日=小笠原正佳】 オーストリア国立図書館は2006年のモーツァルト生誕250年を記念して、同図書館内のプルンクサール(豪華広間)で2005年11月23日から2006年1月29日まで同図書館内のプルンクサール(豪華広間)で所有するモーツァルトのレクイエムのオリジナル楽譜を展示した「モーツァルト・レクイエム展」を開催している。

会場にはモーツァルトの自筆譜に弟子のスュースマイヤーが加筆した部分とスュースマイヤーが加筆していないモーツァルト自筆による「作業譜」の二冊が展示されている。作業譜と呼ばれているのは、スュースマイヤーが完成を目指して「作曲」(作業)する際に参考にしたため。

レクイエムの自筆譜は2002年にカナダで展示されて以来の一般公開。ウィーンで最後に公開されたのは1991年。ガラス張りのショウケースに入れて展示されている自筆譜を囲むようにレクイエムにまつわる伝説やミステリーの原因となった誕生の過程、また完成後の作品に対する批判などが紹介されている。

 

 

モーツアルト
死の床にあるモーツァルト
モーツァルトに匿名でレクイエム作曲を依頼したシュトゥッパッハ男爵。当初、スゥースマイヤーが完成させたことは知らされていなかった。


 

新音楽資料館のモラルド邸

国立図書館は12月1日、音楽資料部門の新資料館を開館した。同図書館の音楽資料は1920年に自筆譜8000作品、印刷譜14000作品、音楽関係書籍4000冊だったのが、2005年までに自筆譜50648作品、印刷譜126673作品、音楽関係書籍40996冊など約10倍増加した。

音楽関係資料はこれまで、王宮内の異なる機関からスペースを借り入れ保管してきたため保管場所が点在しており、管理に手間がかかり不便であった。新音楽資料館の完成で、音楽資料部門は保管場所を含めて一ヶ所にまとまることになる。また、資料館の建物の中には世界で唯一の地球儀博物館、エスペラント語・人工言語博物館も引っ越した。ラッヒンガー国立図書館館長は、博物館も好立地を得たため入場者の大幅増加が見込まれると期待を表明した。

 

 

 

 

地球儀博物館展示室
地球儀博物館「天球儀」
地球儀博物館「持ち運び用地球・天球儀」


(2005年11月28日)

 

 

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