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ストッケは子供にとっては
眺めがいいかも知れない
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【ウィーン13日=小笠原正佳】 欧州のベビーカー市場はユーザーのニーズによって、都市向け、アウトドア向け、デザイン志向の3種に分かれる。乳児が横になるためのカゴと座るための座席の付け替えは高級機種では当たり前になっているが、それぞれのメーカーが使用目的をメーカーの個性として明確に打ち出している点が興味深い。
都市向けを代表するのが、オランダのブガボー(Bugaboo)。工業デザインを専攻していたバーレンブルク氏が同氏のベビーカーのための数々の発明を大手メーカーに持ち込んだがまったく相手にされず、伯父の資金援助を得て1999年に設立したのが始まり。2001年に製造販売を開始して以来、完全に飽和状態と言われる欧州のベビーカー市場で2006年には業界トップに躍り出て関係者をあっと言わせた。広告資金のない同社は口コミだけで市場を席捲したのだ。
同社のベビーカーは徹底的な小型化と軽量化で都会での使用勝手を良くした。通常のベビーカーが16−18キロだったのをブガボーは10キロまで軽減した。折畳みも2−3分でOK、また、従来の方向転換可能型前輪は衝撃を垂直に吸収していたため車体が弾みがちであったが、ブガボーは斜めに内側に吸収することで車体の弾みを解消、乗り心地を大幅に改善した。また、でこぼこの多い所ではカゴや座席の前後を逆にして、車輪の大きい後輪が前輪にすることで乗り心地が良くなるようにしている。
郊外向け、スポーツ志向けはニュージーランドのワン・スリー・ヒル (One Three Hill) が人気。3輪座席式がメインの同社のモデルのワゴンを走るのは快適だが、車体を安定させるために幅が広く車重もかさむため乗用車や市電、バス、地下鉄に乗せることが出来ない。レジャー感覚のベビーカーといえる。
デザイン志向ベビーカーの代表はノルウェーの家具メーカー、ストッケ(Stokke) のベビーカー。カゴや座席の高さ調性はできるものの、通常のベビーカーよりは1・5倍は高い位置に設定するように設計されている。メーカーは、カゴや座席の位置が高ければ乳児がアスファルト道の照り返しや道路の悪臭を避けることが出来ると説明している。実用的に威力を発揮するのが階段の昇り降り。ストッケのベビーカー部門は量産はまったく目指しておらず、ユニークなベビーカーを開発・製造して行きたいと明言している。
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ベビーカーの革命、ブガボーの外観はちょっと見ただけでは何も変哲もない。価格は約800ユーロ |
垂直でなく、内側斜めにショックを吸収するブガボーの前輪 |
ブガボーは折畳み2−3分で、重量10キロ。持ち運びは最も便利 |
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| ブガボーの人気の秘密を説明するベビーカー研究家クリスチアン・ドーナル氏。自ら子供洋品店を経営する |
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(2006年10月16日)